BGM : ピリオド / 綾瀬はるか
★★★★☆
2006/03/24
全3曲
¥1,155
タイミング的には今が旬。
個人的には、歌わされてる感もちょっと好き。
 
え、なんで?え?あ、久しぶり。あれ?
 
これが決してフィクションとは言い切れないほどのテンパり。
久々の電話だとかそんなことより、なんで?ってゆー。
ケータイなら番号が出るけど、かけた先は家電。
 
答えは、文明の利器ナンバーディスプレイ。
 
当時としてはなかなかに画期的なシステムでした。懐かしい。
出ようと思ったとこで切れたけど、見覚えのある番号。
あ、もしかして!ってことで、かけてきれくれた。
 
何やら恥ずかしいやら、文明の利器に驚くやら。
少しずつ前までの感覚も戻ってきて、なんかいいなぁって。
 
この1年間何があったかとか今どうしてるとか、話は尽きない。
 
距離なんか、あってないようなものだった。
こっちから踏み出せば、どうにでもなる距離だった。
 
次の休みには、隣の県まで会いに行って。
その次の休みには、こっちまで会いに来てくれて。
 
1年間休んでた最初の恋の、続きがまた始まったのです。
 
 
 
 
 
結局、高校2年生の秋からまた1年間付き合って。
書くのが億劫になるくらい、くだらない理由で別れました。
 
彼女はそのまま短大へ、ぼくは1年の浪人生活へ。
 
お互い新しい恋人ができて、お互い忙しい日々を送ってて。
それでも、しぶとく連絡は取り合ってました。
携帯電話ってやっぱりすごいと思う。
 
こっちに遊びに来たときは、友達みんなで会って騒いだり。
みんなの都合が合わないときは、ふたりでゆっくり話したり。
 
別れても会えるってことは、本気で好きではなかったんだよ。
 
いろんなひとからそう言われたけど、今がいちばん大事で。
異性だけど、何でも話せる親友としての彼女が何より大事。
 
 
 
 
 
長々と書いてきた挙句にまとまらないし、文章構成もひどい。
 
でも今、世界中でこの話を知ってるのはぼくひとりになって。
一寸先は闇で、もしかしたら明日ぼくも死ぬかもしれない。
 
そう考えたら、とにかく遺さなきゃって思ったんです。
長々とひどい文章構成のまま、高校生みたいな衝動のまま。
 
明日死んだとしても、偶然のつまった出会いは残る。
 
カテゴリーは遺言。
 
泣かずに書けたことに、まずは拍手。
今日も生きてられることに、心から感謝。
 
何十年か後、また会えるといいな。
BGM : GREAT GREEN / UNDER THE COUNTER
★★★★☆
2006/04/05
全4曲
¥1,200
曲数は少ないけど、いちばんキラキラしてる。
メリハリ効いてるから、一曲一曲も映える!
 
 
ごちゃごちゃしながら家に帰って、またごちゃごちゃ。
 
悶々としながらごはん食べて、お風呂でも悶々として。
見も心もすっきりさっぱりしたところで、子機を持って部屋へ。
 
はい、負け。
 
今更何話せばいいんだ?とか、新しい彼氏いるんじゃ?とか。
全然すっきりさっぱりしてないまま、意を決してダイヤル。
 
ケータイにはない、あのどきどき感。
ダイヤルしてる間の逡巡とか、まさに青春だよねー。
って、当時そんな余裕はない。
 
さらに、当時のぼくはどうしようもなくチキンで。
や、今もあんまり変わってないけど。
 
どきどきしながらコール音。
何回目のコール音だかわかんないけど、急にラクになって。
ラクになったってゆーか、冷静に戻ったってゆーか。
それも言い訳だった気がするけど。
 
電話を切って、ちょっと早めに寝ようって。
 
一度距離ができた場合、その距離を埋めるのは簡単じゃない。
何もしてないくせに、中途半端にそんなこと思った。
 
さぁさぁ、明日も授業だー。
とか思ってたとこに、電話。
もちろん家電。
 
うん?
 
約1年ぶりに聞く、彼女の声。
BGM : 炭酸水 / フーバーオーバー
★★★★☆
2006/04/05
全7曲
¥1,800
はっちゃけてるだけじゃないんよ、正美ちゃん。
どんな曲調も一級品のバンドって少ない。
 
 
思い出じゃ食っていけない、育ち盛りの男子高校生。
 
食べたり寝たり、勉強したり遊んだり、弾いたり歌ったり。
高校生活は楽しくて、思い出を振り返るヒマも必要もなかった。
 
男子校ながら合コンなどというものに縁がなかったこともあり、
色恋沙汰は皆無だったけど、それでも十分に毎日楽しかった。
 
この頃のコイビトといえば、完全に音楽。
趣味が広がってくほどに、キーボードを叩く時間も増えた。
広がるきっかけになったのは、もちろん少女。
少年はそのことをたまに思い出したけど。
連絡を取ったりはしなかった。
 
事態が変わったのは、高校二年時の体育祭の日から。
 
珍しく、親友とコイバナなんつーものをしてたその日の話。
友達の恋の話に、少年は懐かしい感覚を呼び起こされた。
 
枯れてたわけじゃなかったんだ。
それがわかってよかった。
 
最初はそんな風に考えてただけなのに、幸か不幸か思春期。
そこで止まるはずもなく。
どきどき復帰。
BGM : 星の出来事 / メレンゲ
★★★★★
2006/04/05
全11曲
¥3,150
コンタクトを最初に聴いたときみたいな感覚。
音の色は全然違うけど、ちょっとはみだした感じ。
 
 
引っ越すんだってさー。って他人事みたいに。
 
正確には、前に住んでたとこに戻るんだけど。って同じように。
 
今なら、ほんの隣の県じゃんか。って思うけど。
高校生になったばっかりの学生ふたりには、そんな感覚はなく。
 
遠いなぁってのと、寂しくなるなぁってのと。
今よりももっと、感情を出すのがへたくそだった16歳の少年。
しょーがないねって、今と変わんない口調で。
 
完全にSecret Baseの世界だよね。
それに気付くのは、まだ何年か後の話。
 
休みには会いに行くね。
手紙も書くね。
 
今考えたら、おそろしくベタだったなぁ。
 
そんなわけで、しばらくは電話したり手紙交換したり。
アナログなふたり。
 
でも当時16歳の少年少女に、安定感なんかなくて。
毎日の過ぎる早さに気を取られて、距離を思いやる余裕もない。
当然といえば当然なんだけど。
 
いつのまにか、電話も手紙も途切れた。
 
高校1年生の秋。
BGM : 真面目過ぎる君へ / アンダーグラフ
★★★★☆
2003/06/25
全4曲
¥1,000
インディー盤のが好きだなー。
愛人みたいなバンドだなぁって思うよ。
 
 
これでもかってゆーくらい凡庸な出会い方。
とりあえず、少年の方が夢中になるのに時間はかかんなかった。
 
少年にとって運が良かったのは、
少女の方もまんざらじゃなかったってこと。
 
こうして、愛とか恋とかは想像上の感情のまま、
少年にはコイビトってナマエの、くすぐったくも心地良い存在ができた。
これが中学3年生の夏頃の話。名古屋にて。
 
放課後には某ハンバーガーショップでしゃべったり、
川沿い散歩したり、今の少年からは想像もつかんプラトニックっぷり。
それでも少年は十分楽しかったし、十分幸せだった。
少女の方もそれは同じだったようで、少年はそれが何よりもうれしかった。
 
手を繋ぐのも照れるよーな健全なお付き合いは、
ほぼ1年間、次の年の夏までゆっくりゆっくり続いてた。
 
事態が動いたのは、意外なとこから。
何やら小説みたいな話で、小学生じゃあるまいし!
少年はそう思った。
BGM : 恋の煙 / チャットモンチー
★★★★☆
2006/03/01
全3曲
¥1,020
天才って言葉はあんま好きじゃないんだけど。
こーゆー子を天才って言うのかもなぁ。
 
 
確か春と夏の間で、確か雨は降ってなかった気がする。
授業に気が入らんかったのは覚えてるよ。
 
学校帰りで学ランを着て、久々の友達と喫茶店。
カフェって単語は知らんかった気がする。
 
友達と、友達の彼女と、友達の彼女の友達と、ぼく。
 
凡庸な方法の、凡庸な出会い方。
愛とか恋とかは、今も昔もわかんないけど。
どきどきしてたことは覚えてる。
 
男子校の生徒としては、こんなかわいい子いるんやなぁって。
あと、こんだけ音楽の話に詳しい子ってのもはじめてだった。
 
あっとゆーま。
愛とか恋とかわかんないけどね。
 
その頃は、ケータイなんか当然持ってなかったからさ。
当然家電ですよ。子機にぎりしめてどきどき。
お父さん出たらどーする!?みたいな。
青いねぇ、懐かしいねぇ。
 
ほんとに凡庸だった中学時代に、また新しい凡庸ページ。
 
どきどきです。

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