BGM : perfect joke / COPTER4016882
★★★★☆
2004/03/17
全10曲
¥1,575
理知的フューチャーポップ。
 
 
 
『呪縛と泥沼』
 
最近の僕のプレーを、専門誌はそう評してる
あんたたちに何がわかるんだ
試合後のロッカーでいくら吠えたって、所詮は負け犬
 
ファンだっていつまでも待っててはくれない
日に日にブーイングは増え、サインをねだる声も減った
そもそも監督の我慢もそろそろ限界
自分の首がかかってるんだ、当然だろう
 
理由はわかってるんだよ
簡単なことだ
でも僕はそれを認めようとしない
 
認めないというより、耳を貸さないって言う方が正しい
みんなが気付いてる
 
僕が君の影を追ってるってことに
 
今じゃ記憶の中でしか見ることができない君のプレー
いつだって突飛で、誰よりも自由だった
正直僕には理解できないことも多かったけど
全てが僕には眩しくて、そして憧れだった
 
古い記憶の中のパスに合わせて走る僕に
その頃のプレーを期待するのは無理な話だ
 
君はあの時期
ファンタジーは何処へ行った?なんて言われてたあの時期
何を見て、何を考えてもがいてたんだ?
何を得て、何に気付いてまた走れるようになったんだ?
 
そうやって、また君のパスを待ってる僕がいる
 
もう一度だけでいいから
助けてくれないかな
もう一度だけでいいから
そのパスで走らせてくれないかな
 
あの日と同じように、針みたいな雨が降る10月のフィールド
 
一歩も前に進めず、まだ君のパスを待ってる僕がいる。

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