ところによりグッドバイ。

BGM : exit songs / コンタクト
★★★★☆
2005/03/03
全6曲＋α
￥1，800
まだ底が見えん。
　
　
　
ふたつのお話がありました。
　
時間軸は異なり、登場人物も違う。
決して重なることはなかった、そんなふたつのお話。
　
最初のお話は、色んな要素やひとが混ざり合っていて。
そのせいか、エンドロールはとても長いものになりました。
　
ふたつめのお話は、手の届く範囲で作られたもの。
当然、エンドロールはこじんまりとしたものになりました。
　
大人の事情や、複雑な人間模様や、もうひとつのお話。
そんなものたちとの絡みで、何度か中断もしたりして。
　
でも相変わらず続いてた、ふたつのお話のエンドロール。
それが偶然にも、同じ日に終わりを迎えることになったのです。
　
言うなれば、今日はエピローグ。
最後の語り手は、当事者であったり第三者であったり。
　
紡ぎ手の想いを、観客に完璧に伝えるのはとても難しい。
エピローグの後の感想も、様々なものでした。
　
そもそも、公開することを予想してなかったので。
作りは荒く、とても鑑賞に耐えられるものではありません。
　
必要だったのは、一度しっかりと完結させること。
次回作を練るにしろリメイクするにしろ、必要なことです。
　
いつだって展開は唐突で、思い通りにはなりませんでした。
エピローグのラストだって、スマートとは言えません。
　
それでも、時間をかけて紡いだ大切なお話。
ディレクターズカットは、個人的に保管しとくことにします。
　
　
　
　
　
ふたつのお話がありました。
　
語り口調の鈍さは似てるし、展開も凡庸。
でも決して忘れることはない、そんなふたつのお話。