あの夏の日から変わっていないもの。

2005年1月21日友達

BGM : 風待ち / GRAPEVINE
★★★★☆
2001/07/18
全2曲
￥1，050
ナツノカオリ。
　

あの頃と変わっていないものがあるとすれば　
それは奇跡の起こる確率くらいのもんさ　
だから君があの頃できなかったことを今できたのは　
奇跡のおかげなんかじゃないんだ　

友達がバンドをやめた。
　
やめたって言うか、要約すると解散ってことらしい。
ずっと友達と一緒にやってきた、藍色のジャージが似合うドラムスの彼。
彼が腰を痛めてもう叩けないっていうのが、一番の理由だと言う。
　
あいつのドラムじゃなきゃ、バンドやる気になんねーよ。
　
いつかのライブの後の打ち上げで、嬉しそうにそう言った友達が印象的だった。
ドラムスの彼は、その時も藍色のジャージを着てお酒を飲んでた。
その日もってゆーか、その日しか会ったことはないんだけど。
なんで色まで覚えてるかって、当時俺が探してた色のジャージだったからだ。
　
閑話休題。
　
とにかく、バンドをやめたらしい。
バンドとしての彼のライブは、結局その夏の日の一度しか見てないんだけど。
今でも『私的イケてるギタリストリスト』には、あの夏の日の彼の名前がある。
　
バンドはとりあえず休止だけど、ギターと歌と作曲はやめる気はないって。
奇跡の起こる確率と同じく、変わってないものがある。