感情論。

2004年8月13日 スポーツ
BGM : screen / Pierrot
★★★★★
1998/04/22
全3曲
¥1,350
私的最高傑作。
 
 
一場は、軽率だった。
 
現在の球界の流れ、現在の巨人に対する世間の目。
そして彼の才能に対する注目度。
その中で、何らかの問題を起こしたらどうなるか。
少し考えてみればわかることだ。
 
無理矢理裏金を押し付け、表沙汰になりそうだと見るやいなや選手名を公表。
そうやって問題を収拾させようとする巨人という球団のトップも最低。

だが、球界は今大きく変わろうとしている。
選手・ファンは一丸となって、納得できる改革を目指している。
その流れの中にあって、次代を担う選手であるはずの彼が軽率な行動に走った。
ここが最も悲しく、最も許せない点。
1リーグ移行に伴う動きで、野球離れはさらに加速の一途を辿るだろう。
離れかけたファンの関心をもう一度戻すには、最高のプレーで魅せるしかない。
一場には、それができた。
豪速球という素晴らしい才能を持っている。
 
それだけに、残念と言わざるを得ない。
 
 
 
桐生一の時代から、素晴らしい速球を投げる投手として注目してきた。
明大進学後、速球はさらに威力を増し、アマでもトップクラスの投手となった。
誰もが魅了されるその投球に対する尊敬の念は、今も変わらない。
彼の進路については不透明な部分が多い。
プロか、メジャーか、社会人か。
どの道を選ぶにしろ、世間の風当たりは厳しい。
でも、この程度で潰れる選手ではない。
ぼくは、そう思っている。
 
あの豪速球を、もう一度見せてくれるまで。
ぼくは一場投手を応援しつづけるつもりです。

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